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JPEG のファイルサイズ 2017/08/02

昨日の記事の続きである。

チョット、気にして頂きたいのが JPEG 10、JPEG 12、TIFF からの Photoshop による JPEG 化の3パターンで、JPEG ファイルのサイズの差が異なる点である。

JPEG 10 では 0.134 %、JPEG 12 では 0.376 %、TIFF から JPEG 12 で保存したものでは 0.185 % とファイルサイズの異なり方に差がある。これは SPP が JPEG 圧縮を行う際に GPU 高速化と CPU のみで異なる計算方法を採っていて、圧縮率の違いによってその差が変動するようなアルゴリズムを使っているからなのかも知れない。

TIFF に保存する際には JPEG 圧縮は使っていないので、それ以前の現像処理においても GPU 高速化と CPU のみでは異なる計算方法、あるいは GPU の計算精度に依存する差が発生しているものと思われる。

しかし、JPEG 10 における差は TIFF から JPEG 12 で保存したもののそれよりも小さい。早い話が JPEG 10 で現像した場合、GPU 高速化で現像した結果と CPU のみで現像した結果を見た目で判別することは非常に難しい。(私には区別が付かないことを白状しておく)


で、今日は昨日書いた X3F ファイルを現像した結果、JPEG のファイルサイズがより大きくなる場合を実際にご覧頂く。

まずは昨日の4枚目と同じもの。CPU のみで現像し JPEG 12 で保存。

ファイルサイズ:28,020,384 バイト

以下の画像は、その下に記述してある現像パラメータの違い以外は上のものと全く同じ条件で現像してある。

ディテールを1ノッチ上げたもの。ファイルサイズ:28,236,909 バイト(差は 216,525 バイト、+ 0.772%)


シャープネスを 0.1 上げたもの。ファイルサイズ:28,357,266 バイト(差は 336,882 バイト、+ 1.202%)


輝度ノイズリダクションを1ノッチ下げたもの。ファイルサイズ:28,609,118 バイト(差は 588,734 バイト、+ 2.101%)


カラーノイズリダクションを1ノッチ下げたもの。ファイルサイズ:28,791,557 バイト(差は 771,173 バイト、+ 2.752%)


倍率色収差補正を OFF にしたもの。ファイルサイズ:28,254,845 バイト(差は 234,461 バイト、+ 0.837%)


露出を +0.1 上げたもの。ファイルサイズ:28,085,973 バイト(差は 65,589 バイト、+ 0.234%)


現像パラメータ1目盛の差で JPEG ファイルのサイズはこれだけ変化する。で、実際の画像がどれほど変化するのかをお確かめ頂きたい。ノイズリダクションを1ノッチ下げたもの以外は、1:1に拡大して見ても、その差を見つけるのに苦労なさると思う。

不思議なのは KAZUA さんが GPU 高速化で現像したものは色ノイズが多いと述べておられること、上の例で解るように色ノイズが増えれば JPEG のファイルサイズも増えるはずである。JPEG ファイルのサイズが小さくなっているにもかかわらず色ノイズが増えているのであれば、それ以外のシャープネスなどがかなり低下している可能性が高い。

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コメント

>maroさん
レス有難う御座います。
SIGMAさんからは同様の見解を頂いております。
幸いなことに当方のPCスペックではGPU高速化をONにする必要はさほどありませんので、GPU高速化をOFFにしてSPP6.5.3を使うことにします。

投稿: KAZUA | 2017.08.04 08:47

> KAZUA さん

わざわざのコメント、誠にありがとうございます。

事の起こりは JPEG ファイルのサイズ云々ではなく

1.GPU 高速化で処理された画像に盛大な暗部ノイズが発生した。

2.その事象を他の方々が検証する作業において CPU のみで処理した場合と GPU 高速化で処理した場合に結果が異なる事が判明した。

3.その違いが一律ではなく各ユーザーで微妙に異なった結果となったため、GPU の機能や性能の違いに由来する現象かも知れないと考える人もいる。

と理解致しました。これでよろしいでしょうか?>ALL

で、それに対するシグマさんのとりあえずの見解としては「盛大な暗部ノイズが発生したのは KAZUA さんが使用しているマシンにおける固有の事象である可能性が高い」と言うことですね。

なお、シグマさんから『GPU 高速化での現像と CPU のみでの現像で若干の差が出ることはわかっていたけれど、画質に関して少なくても目視での違いは無いので、仕様であると認識しており、GPU のドライバ新旧など、お客様の PC 環境によるものか、あるいは Photo Pro 側が特定の GPU に対して正しく対応出来ていないか、のどちらかと推測して、更なる調査を進めている。』との情報を得ました。

って、ここに書いてしまって良いのかな? (^^;

私も個人的に(私の環境のみでチェックした結果で)は、目視での違いが確認出来ないので、シグマさんの調査結果、あるいはアップデートを気長に待つことにしました。

なお、本日アップした 135mm F1.8 でのテスト撮影画像は全て GPU 高速化で現像してあります。私にとって現像時間が半分になるのはとてもありがといことです。

投稿: maro | 2017.08.03 23:01

> momo195 さん

本日アップしました 135mm F1.8 の描写をご確認下さい。全くもって言葉を失うレンズです。

投稿: maro | 2017.08.03 22:27

私が今回の発信源ですが、正確には「SPP6.5.3でGPU高速化をONにした状態で暗部ノイズが盛大となり、GPU高速化をOFFとするとカメラ内JPEGと同等レベルとなる。SPP6.5.2ではこの問題が生じない」と言う症状でして、SIGMAさんにX3Fファイルを提供したところSIGMAさんの評価PCではWindows版でもMac版でも同じ症状は再現されず、当方のPC環境(GPUがRADEON R9 FURY X)に依存する症状かもしれないとのことです。
SIGMAさんからはGPU高速化のプロセスログの提示を求められましたので、その解析により何らかの原因が分かるかもしれません。
SIGMAさんからの正式な回答が得られましたら改めてご報告します。

投稿: KAZUA | 2017.08.03 16:14

maro 様いつも興味ある情報を、有難うございます。

私も拡大比較したり、ガンマを変えて階調・色調に違いがないかとか・・いろいろトライしましたが、同じものだと思います。
サイズの違いと言っても、一番大きな差でも 4/1000 程度なので、同じもの言っても良いと思いますが。

圧縮等(圧縮だけではないかも知れないけど)サイズの違いは、CPU 、GPG それぞれの演算コプロセッサーの違い(演算用レジスタのビット数が違うとか)が累積したものだと思います。GPU が違えば、結果も違うのはそのあたりでは。

ところで、135mm の描写すごいです。
細かい部分の解像にむらがないと、Quattro センサーでもこれだけクリアに表現できるお手本みたいなレンズだと思います。
(個人的に、Quattro センサーは、レンズ性能の影響を受けやすいと思ってますので (^^;)

投稿: momo195 | 2017.08.03 01:01

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