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SIGMA 12-24mm F4 DG HSM vs SIGMA 20mm F1.4 DG HSM 2018/01/21

これも去年のクリスマスイブに撮影したのだけど、アップするのに時間が掛かってしまい、誠に申しわけない。単焦点レンズとズームレンズを比較する事はいつも気が引ける。単焦点レンズのが良い描写をして当然という認識があるからだ。しかし、その比較が可能である以上、やらないわけには行かない。

dp0 Quattro との比較をした時と同じで、時間が無かったために少々手抜きの撮影になっている。12-24mm だけに限ってしっかり写したものもあるので、近いウチに掲載させて頂く。

撮影条件と現像条件は全て一緒。解像感に関わる部分のパラメータは、シャープネス -1.0、色ノイズ 0.25、輝度ノイズ 0.50、ディテール 0.17、倍率色収差は ON でレンズプロファイル。

画角は実際に撮影して合わせたのではなく、12-24mm のズーム環の焦点距離で合わせている。なので、画角に若干の違いがある。

SIGMA sd Quattro H + SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Art @20mm f:4.0

SIGMA sd Quattro H + SIGMA 20mm DG HSM | Art @f:4.0

ズームレンズの絞り開放と F1.4 の単焦点レンズを f:4.0 に絞ったものを比較する事に意味があるのかどうか?私自身も疑問に思う。当然 20mm F1.4 の方が良い描写をしている。12-24mm は若干前ピン気味ではあるが、近くのバラストの描写を比較すると、やはりレンズの描写力自体にかなり差があることが判る。20mm F1.4 の描写力の高さを改めて感じる。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Art @20mm f:5.6

SIGMA sd Quattro H + SIGMA 20mm DG HSM | Art @f:5.6

f:5.6 だと多少良くなるが、1:1に拡大して見ると、同じカメラで撮影しているとは思えないほどの差がある。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Art @20mm f:8.0

SIGMA sd Quattro H + SIGMA 20mm DG HSM | Art @f:8.0

f:8.0 では若干の回折による甘さが出て来るのと、周辺部での描写が良くなるため差は縮まる。が、大きな差があることは確かだ。


参考までに、20mm の f:2.0 と f:2.8 もアップさせて頂く。

SIGMA sd Quattro H + SIGMA 20mm DG HSM | Art @f:2.0


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 20mm DG HSM | Art @f:2.8


LCD ビューファインダーを取り着けるためのブラケット AL-1 を dp Quatttro の全てに装着していたのだけど、dp0 Quattro で LCD ビューファインダーを使った事が一度も無いことに気が付いた。もったいないのでオークションに出品した。LCD ビューファインダー本体では無く、シグマのオンラインショップでのみ販売されている LCD ビューファインダーをカメラに取り着けるためのブラケット単体である。興味のある方はポチッとして欲しい。

シグマ LCD ビューファインダー LVF-01 用ブラケット AL-1

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鴨川シーワールドのシャチ

maro のウェブサイトを始めてから今日で満 15 年。このところ、このブログさえ満足に更新出来ていない。ウェブサイトも、せめてレンズテストだけは更新しようと心に決めてはいるのだけど、いろいろとやらなければならないことが多くなって、写真に費やせる時間が少なくなってしまった。体調に不安が無いのがせめてもの慰めである。


一昨日、ヨメさんの依頼で鴨川シーワールドにシャチを撮りに行った。メインはムービーで、α6000 に 12-24mm を着けて、シャチのパフォーマンスを流しで撮影。すぐ右で SIGMA sd Quattro H に 50mm F1.4 を着けて撮ったのが以下の写真。

『鴨川シーワールドのシャチ 2018 その1』
SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art @f:5.6 1/400Sec. ISO100
絞り優先AE、AF、ホワイトバランス:オート、カラーモード:スタンダード


『鴨川シーワールドのシャチ 2018 その2』
SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art @f:5.6 1/320Sec. ISO100
絞り優先AE、AF、ホワイトバランス:オート、カラーモード:スタンダード

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SIGMA 12-24mm F4 DG HSM vs SIGMA dp0 Quattro 2018/01/02

クリスマスイブに撮影したのだけど、そこそこ多忙で、アップするのに時間が掛かってしまった。色味を合わせた以外の現像条件は全て一緒。解像感に関わる部分のパラメータは、シャープネス -1.0、色ノイズ 0.25、輝度ノイズ 0.50、ディテール 0.17、倍率色収差は ON でレンズプロファイル。

SIGMA sd Quattro H + SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Art @f:4.0

焦点距離リングでピッタリ 14 の位置に合わせて、sd Quattro H で撮影しているため、こちらのが画角が広い。画素ピッチは同じなので、ピクセル単位で見比べるための処置である。


SIGMA dp0 Quattro @f:4.0

予想通り、周辺部の描写に関しては dp0 Quattro のが少し良い。が、絞り開放でこれだけの描写をするのは立派。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Art @f:5.6


SIGMA dp0 Quattro @f:5.6

f:5.6 だとより良い描写となるが、12-24mm が何となく甘い。AF で撮影したせいか?


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Art @f:8.0


SIGMA dp0 Quattro @f:8.0

毎度のことだけど、f:8.0 では周辺部が多少良くなるが、全体的にはほんの少しだけ甘くなる。Quattro の画素ピッチでは致し方の無い事。


SIGMA sd Quattro H + SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Art @f:11.0


SIGMA dp0 Quattro @f:11.0

f:11 は参考として、ご覧頂く。巨大な大きさにプリントするので無ければ、全く問題は無いが、ディスプレイ上に1:1で表示してしまうと、ごくわずかではあるが、回折によるピンぼけが判ってしまう。

どちらのレンズもディストーションを感じさせない描写が素晴らしい。

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あけましておめでとうございます 2018/01/01



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