CP+ 2019 に行ってきた。その3 2019/03/05
今年の新製品は CP+ の直前に発表されたものとしては SA マウントのレンズや キヤノン FE マウントのレンズをライカ L マウントカメラに装着可能とする SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21 のみで、L マウント専用レンズの発売などは事前にアナウンスされていた。
私(シグマユーザー)が最も待ち望んでいた FOVEON X3 フルフレームセンサーを搭載したミラーレスカメラはセンサーの概要が公開されたのみで、発売が来年になるであろうことが公表された。
センサーのサイズは 36mm x 24mm で表示される画素数が 5520 x 3680 = 20,313,600 となっている。個人的にはもう少し頑張って、2400万画素にして欲しかったが、見た目での違いはほとんどないと思われるので良しとしよう。最近のフルフレームデジカメのトレンドがそこそこの画素数に落ち着いて来たのに合わせたのかもしれない。画素数が少ないことを嘆くユーザーもいると思うが、FOVEON の最も重要な課題であるノイズの低減を第一に考えるのであれば、賢明な選択だと思う。
なお、Quattro センサーが採用している 4:1:1 構造は次のフルフレームセンサーでは採用されず、元の 1:1:1 のマルチレイヤーセンサーになることも告知された。カメラ内での画像処理速度の向上やビアガーデン現象が起きない点を考慮したものと思われる。
ライカ L マウント専用のレンズが発表されたが、レンズのクオリティーに関してはマップカメラの KASHAPAが『シグマのレンズなのでもはや言うまでもありませんが、フレアやゴーストにもとても強く、安心して撮影を行うことが出来ます。シグマのレンズだから絶対に良いものが撮れる、という安心感と信頼性。それらがあるからこそ私たちシグマユーザーは、撮ることだけに集中が出来るのです。』と書いているように、Art ラインの単焦点レンズに関しては、国内外でも絶対的な信頼感が生まれており、シグマもその期待を決して裏切ることの無いよう、とんでもない性能のレンズを(重さや大きさを無視して)次々とリリースしている。
私が休眠中も 105mm、14mm、40mm、28mm などが出ていて、夏ころまでには、これらのレンズと SIGMA SD Quattro H で撮影した「西船橋の屋根」をお目にかけることを私自身の目標としている。
もちろん 70mm マクロやようやくキヤノンやニコンの純正に追いついたと思われる 70-200mm なども何とかしたいと思っている。
本日はこれまで。
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コメント
>だぶじーさん
> 大きく重いレンズを着け、大きく重いカメラを持ち歩きたくない…
このご意見には 100% 賛成です。
ですが、FOVEON センサーから得られる画質がご自身の写真にとって必須であるなら、嫌でも、SIGMA 製のデジタルカメラを使わざるを得ません。
しかし dp Quattro は決して大きくて重いカメラではないので、レンズの焦点距離と明るさが妥協できるのものならば、dp Quattro シリーズのどれかをお使いになるべきでしょう。
もちろん望遠レンズやズームレンズ、あるいは dp Quattro には無い焦点距離や明るさのレンズを使いたければ、現時点では sd Quattro か sd Quattro H を使わざるを得ません。
どうしても納得のゆく選択ができないということであれば、FOVEON センサーを諦めるのも一つの選択でしょう。
撮影した写真をディスプレイ上で1:1のサイズで眺めない限り、他社のベイヤー型センサーから出力された写真であっても、十分な表現力を持っていると私は思っています。
投稿: maro | 2019.03.07 16:22
祝 Merrill 復活
落胆 センサーサイズ
APS-C のままで、軽量・高精度EVFのレンズ交換式カメラがほしい
時代はフルサイズに非ざれば、カメラに非ず の流れになっていますが、
APS-C、もっと言えばマイクロフォーサーズでも私は、だいじょうぶ
畳サイズにプリントするわけでもなし、ボケはレンズと被写体相関距離で
調節すれば、ある程度は立体的な絵になります
低照度での撮影は不利ですが、フォビオンの場合はもともとだめですから
割りきりが必要でしょう
大きく重いレンズを着け、大きく重いカメラを持ち歩きたくない…
投稿: だぶじー | 2019.03.06 16:57