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SIGMA のフルサイズミラーレスに関する雑考 2019/03/11

今回の CP+ でシグマがフルサイズミラーレスを 2020 年中に発売するとアナウンス。FOVEON センサーフアンにとって、楽しみが1年延びたということである。

写真上での画素数が約 2000 万画素になることを嘆く方もおられるし、私の様に妥当なところと思う人もいる。A3 ノビでプリントすることを考えるのであれば、2000 万画素は十分な画素数で、1ピクセルの幅はわずかに 0.08mm、つまり 1mm の中に 12 本の線が描画可能である。普通、人の目の分解能は 0.1~0.2mm なので 2000 万画素の写真を A3 ノビに印刷しても1ピクセルを判別するのは至難の業ということである。

いま私の目の前にあるディスプレイの横幅は 508mm(20 インチ) でその中に 1920 個の点がある(96ppi)。1個の点の幅は 0.264mm なのでディスプレイに目を近づければ1ピクセルを判別することができる。また、これくらい粗いと1ピクセルでのみ表現されている点、あるいは線が存在しているかどうかも判別可能だ。

FOVEON センサーを写真上での画素数でいじめるのはフェアーではない。実際には 2000万画素 x 3 のデータを持っているからだ。6000 万のデータを処理し、記録することはかなり大変なことで、イメージセンサーの開発もさることなら、フルフレーム FOVEON 機が搭載してくる(と思われる)画像処理専用チップ TRUE IV の開発もかなり大変だと予想している。

センサーそのものより、画像処理専用チップや周辺部色補正のソフトウェア開発に時間が掛かると思うし、センサーのコストを下げるための生産技術の改良にも多大の時間が必要だろう。大きくなった画素ピッチによって、FOVEON センサーの最大の弱点であるノイズの発生がどこまで抑えられるか。お手並み拝見である。

カメラとしての性能や機能に多くは望まないが、たった一つ、どうしても実装して欲しいのは電子先幕シャッターである。現在の sd Quattro H に搭載されている縦走りフォーカルプレーンシャッターはショックが大き過ぎると感じている。

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コメント

DP2/3 Merrillを使っています。
MFで拡大表示するとローリングシャッター歪みが顕著なので、3層のスキャンと色の再構成に時間が必要なようです。
MerrillセンサーのX3FファイルからTop層データを見ると、モノクロ画像としてのコントラストが十分にあります。センサーにTop層だけを読み出すモードがあれば、高速で高精度のAFが可能と思っています。EVFはもちろんモノクロ表示ですが、グズグズのカラー表示よりもずっとましでしょう。

電子先幕シャッターの実現は、3層同時読み出し回路の実装ができるかにかかっていますね。DP/dpシリーズの存在意義は、リーフシャッターだと思っています。

投稿: hi-low | 2019.03.12 16:22

SD1 Merrillで足らなかったもの。
精度の高い AF
これだけです。

SIGMAはそれを痛感したからこそ、ミラーレス化したのでしょう。
しかし、見事なくらい失敗しました。
もともと、高密度情報の塊のような画像データを処理しきれず
ベイヤー方式に逃げ込み、挙句の果ては本来の目的である
AFの向上も、処理しきれずにEVFに送るため、ぐだぐだな画像で
ピント合わせをすることになりました。
Quattro発売前に懸念した、高フレームレートを維持できるのか
という問題は、結局解決されないままです。
Quattro購入者の不満のやり玉にあがった、「貧弱な」EVFこそいい迷惑です。
貧弱なのは、画像処理のCPUなんです。
dp Quattroも買いました、sd Quattroも買いました。
両方とも、今は手元にありません。

SIGMAには、本当に自分たちが納得できるカメラを作ってほしい。
流行に流されない、唯一無二のカメラを作ってほしい。
FOVEONの画質を堪能するために、苦行のようなカメラ操作を、
購入者にさせないでほしい。

FOVEONを愛するものの、愚痴でした。

投稿: だぶじー | 2019.03.11 23:52

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